「聞く技術」⑧ 

 

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(株)kikiwellキキウェルメンタルヘルスサービス
代表カウンセラーの菊本裕三です。


そうなのだ、この頃は本当に毎日話し合った。

そして養成講座。最初の養成講座は3人。今まで私達がやってきた事を、その段階で知りうる事をすべて教えた。
一人は独立したいからと講座を受けて、あと二人はうちで働きたいと言う事で始まった。

一番初めにわかったことが“安易なアドバイスはしない”と言う事だ。

安易なアドバイスとは、「誰でも考え付くようなアドバイス」と言う事だ。

話しを聞くほうは相手が悩んでいたり、何かで躓いていたりすると、何とか救おうとしたり、目から鱗を落としていただいて明日から爽やかな日々を送ってもらいたいからつい言ってしまいがちだが、何ヶ月もそのことで悩んでいる人が、第三者が話しを聞いただけでするアドバイスを考え付かないとでも思っているのだろうか。
たとえば、話し手の悩みを聞いたカウンセラーが平気で「気の持ちようですよ」と言ったとする。
そりゃそうだ、気の持ちようかもしれないが、それが出来ないから電話してくるとは思わないのだろうか。

それについては早い段階から私達はわかっていた。なぜなら、他の有名な無料電話を利用した人が泣きながら電話をかけてきて、「今私は・・・に電話でこんな事言われたんです」と言った。

その内容は「会社である人と揉めてから、毎日会社に行くのがつらい」と言う内容に、その人は詳しい話の内容も聞かずに「明日から1時間早く起きて散歩してから会社に行ったらいかがですか?」と言ったそうだ。で、話すほうはそれは出来ないと言ったら「じゃあ早起きして家族分の朝ごはんを作りましょう」と来たらしい。話すほうはそれも出来ないから「朝早くおきても何もする気が起きなくて・・・」と言ったら、「そんな事だからそこから抜けられないんだ!!」と言われたそうです。

いくら無料電話でもこれじゃああんまりだ。でもその頃はきっとどこもこんな感じだったのだろう。
そこで私達は“有料でも話したいサービス”をすることは価値があるとまた強く思ったのだった。
つづく。

キキウェルメンタルヘルスサービス
菊本裕三



category: 聞き上手倶楽部誕生秘話&聞く技術

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