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移り住んだところでの孤立 

 

この方は結婚して10年、とある地方でご主人とお子様二人という家族構成です。

あるいていける近所にご主人のご両親がいらっしゃるそうです。

ご主人は毎日帰りが遅く、休みの日は趣味の自転車に乗って一人で出かけてしまうことが多いそうです。

知らない土地で、お子様がまだ小さいときにそれは起こりました。

移り住んだところは、山を切り開き、住宅を建てたいわゆる新興住宅地で、幸いにも同じような歳の子供を抱えた主婦仲間も何人かはいたそうです。

ある日、子供の予防接種に一緒に行かなかったからという理由で、村八分のような事が起こりました。

私もいまどきそんなのって・・・。と思いましたが、主婦仲間からはよそ者という事もあり、無視されるようになってしまいました。

そんな状態が4、5年続きました。

当時ご主人にその事を話したら、「俺は主婦同士のことはわからないから、自分で何とか
してくれ」といわれたそうです。

学生時代の友人に電話をかけても、ご自分のプライドが邪魔して、さわりの部分は言えても、その友人に弱音やましては泣く事などできないといっていました。

結局どこにも本当のことといいますか、本音を話す事ができずに一人でためこんでいました。

ネットでうちのことを知り恐る恐る電話をかけていらっしゃいました。

当倶楽部の柴田と話しはじめ、ほぼ週に1回2年半ほどお電話を頂いております。

柴田とどのようなお話をされているのかはわかりませんが、今はすっかりその土地にも、無視する近所の人も気にならなくなり、普通に生活をしているとのことです。

無視していた人も何人かは会話をするようになり、状況は少しずつ良くなってきているようですが、状況なんてどうでも良くて、とにかくあの時に自分の本音を出せるところが欲しかったそうです。

今はメールでのやり取りもしていて、柴田と昔からの友達のようにも見えます。



私は今時、よそ者、付き合いが悪いなどとの理由でお付き合いをしなくなるというのがまず信じられなかったし、それで泣いている人がいるなんて思っても見ませんでした。

一人じゃないと思える事は、生きていく上でとても重要な事だと思いました。


               聞き上手倶楽部 代表 菊本 裕三
               http://kikiwell.com

category: ライトカウンセリングの現場から

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